2010年度 第4回勉強会

”一億総当事者”の精神でイノベーションを生め!

重徳和彦氏(内閣府行政刷新会議事務局参事官補佐)


 6月2日、内閣府行政刷新会議事務局参事官補佐の重徳和彦氏にお越しいただいての講演会が開かれた。 

 

 重徳氏は総務省に従事する公務員でありながら、自らが率先力となってNPO活動に尽力してきた経緯などをお話しになった。 重徳氏は「愛と信頼が人間世界のベース」とし、「みんなが当事者である社会がこれからの日本には必要だ。」と述べ、民間が社会を担うという『新しい公共』の必要性を強く強調した。

 

 生徒たちからは霞ヶ関の状況などの質問なども上がり、なかなか普段官僚と接することもないため、これをいい機に個人のさまざまな疑問を投げかけていた。重徳氏は自身率いる『地域に飛び出す公務員ネットワーク』についても「1万人規模のネットワークにしたい」と意気込みを見せた。

 

2日は奇しくも同日午前に鳩山由紀夫総理大臣が辞任を表明したばかりであった。霞ヶ関が混乱にある中、私たちのために足を運んでいただきました重徳氏に深く感謝申し上げます。

 

<経歴>

愛知県生まれ。

平成6年  自治省入省

平成8年  米国コロンビア大学大学院

平成10年 自治省行政局高齢対策室・公務員課

平成12年 青森県市町村振興課長など       

      NPO法人「青森ITSクラブ設立」

平成15年 総務省消防庁防災化災害対策官・消防課課長補佐

平成17年 広島県財政室長など       

       NPO法人「ひろしま創発塾」設立       

      「吉島東とうさんの会」設立

平成20年 総務省大臣官房企画課課長補佐

      「地域に飛び出す公務員ネットワーク」スタート