2019年度 特別学習企画④

Petite Assemblée Générale

~プチ総会~


 11月8日、日吉キャンパスにて特別学習企画を行いました。今回のテーマは「プチ総会」で、Front Runnerの「これからの10年」について考える企画を行いました。

企画概要


 今回の企画は、4〜5人の班に分かれ、各班がFR向上委員会として企画会議を行うという設定でした。Front Runnerのさらなる発展と、サークル員がやりたいことを見出すことを当企画の目標として、サークル活動でどんなテーマを扱いたいか、そのテーマで実際にどんな活動を行いたいかについて各班で議論しました。

テーマについての提案


 Front Runnerで扱ってみたいテーマについての議論の結果、各班から出てきた様々な意見を紹介します。

 

テーマ:日本と世界の貿易問題

テーマでは貿易問題を扱い、リフレクションでは各班が各国の代表となり模擬貿易を行う。

 

テーマ:政策コンペ

年に1回、数ヶ月間にわたる準備期間を設けた政策コンペを行う。現在サークルの外部に向けた大きなイベントとして年に1度開催している公開講演会と同様に、年に1度のサークル内向けの企画としての立ち位置も持ち合わせることになる。長期間の準備期間を確保することで、現状のリフレクションよりもさらに深くまで取り組めるようにすることを意図する。

 

テーマ:YoutubeとInstagramの影響について 

事前学習でワールドカフェ形式を採用し、各班に振り分けた話題に関して一定の時間をとった話し合いを行う。それが終わったら各グループから一人が別のグループに向かい、自分の班で出た意見を共有する。

 

テーマ:10年後の未来予想 

現状日本においては0から1を生み出す力の欠如、何を生み出すべきかという発見能力の不足が見受けられる。そのため、このテーマにおいては思考プロセスを養うことを目的とする。事前学習では過去における社会を動かすような新たな発見や大きな変化について学び、さらに未来を見据えた自分のアイディアについて考える。勉強会では実際に専門家をお呼びしてさらに学びを深め、リフレクションでは事前学習で取り上げたアイディアをブラッシュアップして実際に提案する。このリフレクションではベンチャー企業などから講師をお招きし、より具体的にフィードバックしていただく。

所感


 Front Runnerの活動そのものについてサークル員と話し合うという機会はあまりなかったので、各サークル員の思うところを生の声で聞くことが出来たのはとても新鮮でした。型にとらわれずに純粋にやってみたいことについて議論し合うという今回の企画においては、Front Runnerの今後のあり方について考えるだけでなく、実際に自分がどんなことに興味があるのか、どんなことに取り組みたいのかということを改めて考える機会を持つことが出来ました。また、人それぞれ得意分野・興味のある分野は異なりますが、そうした多様な人が集まるからこそ、自分一人では触れることもなかったかもしれないようなテーマについて学び、考えを深めることができるというこのサークルの魅力を改めて実感しました。このサークルは創立から11年目を迎えました。決して長くはなくともここまで受け継がれてきた伝統を守りつつ、さらなる発展のために今後どう変化していくのか、期待に胸が膨らみます。

文責:飯野 千香子