2011年度 夏合宿

日本の未来について話そう ―5つの視点から―


1日目


 9月17〜19日の2泊3日、静岡県の「伊豆山研修センター」にて夏合宿が開催されました。

 今回の夏合宿では、事前にアンケートをとった上で、小林班(移民政策)、澤田班(君が代 憲法問題)、高田班(年金制度改革)、針貝班(新卒一括採用)に分かれ、3年生の班長の下、各分科会ごとにディスカッションやディベートを行いました。

※分科会活動報告はこちら

 また、初日の午後には、3年浅田が「四季報の読み方」についての講義を行い、その後グループに分かれて、有名企業の株価予想ゲームをしました。12月末のクリスマスパーティーで、どのチームが株価伸び率を正確に予想出来たか答え合わせをする予定なので、それらの企業の株価はこれからも要チェックです! 夜は、BBQ分科会班に分かれての宴会を行い、1年〜3年まで大集合するこの夏合宿での交流をみんな満喫できたようです♪

 

2日目


 熱海の海を一望できる食堂で朝食をとり、合宿2日目がスタートしました。  

朝一番ということで、まずは頭のトレーニングも兼ねてグループ対抗で「日経テスト」。基礎的な知識を問う問題から、難易度が高い問題まで、グループのメンバーの知識を総動員して臨みました。一番の難問は、国際取引単位を問う問題。原油はバレル、銅はトン、ここまでは順調であったが、穀物のブッシェル、貴金属のトロイオンスには一同苦戦した様子。10問を回答したところで終了し、優勝は浅田グループが果たしました。  

 

 続いて、学習企画ⅣのCase Study。「適正価格と市場価格」、「自由の真髄」、「教育のありかた」、「少子化対策と女性の社会進出」、「地方分権・地域主権」、「観光立国」以上6つのテーマを、書籍、新聞記事、統計などを基に、それぞれグループごとにディスカッションを行いました。時折、グループの考えを全体で共有し、活発な意見交換の場となりました。

 

  昼食を挟んで、いよいよ学習企画のメインである政策提言に。今回は、マッキンゼーが編集した『日本の未来について話そう』を課題図書に指定し、事前に5つの政策を各自用意。東日本大震災復興政策、外交政策、教育政策、経済政策、そしてさらには個々の目玉政策を徹底的に議論しました。

 

 東日本大震災復興政策については、産学連携、産業誘致、漁業への民間参入、スマートグリッドや再生エネルギーの導入などが挙がりました。

 また、外交政策では、日米同盟の強化の声もある一方で、圧倒的にアジアに的を絞った共同体結成や共同通貨導入、また経済連携強化の提言が多く見られました。

 教育政策では、英語教育に関するものがほとんどで、海外留学や海外研修の義務化、学校での英語の授業の強化などが挙げられました。その他にも、ディベートを積極的に授業に取り入れることやギャップイヤーの導入が挙げられました。

 経済政策では、規制緩和、税制改革、自由貿易の促進といった現実的なものをはじめ、ふるさと創生事業コンペティションや外国企業の本社機能を日本に誘致するなどユニークな提言もありました。

 

 締めとなる最後の政策提言は、「2030年にあなたが総理大臣になったとしたら、一番成し遂げたい政策」というテーマで、社会保障、地域振興、外交、教育、メディア、産業構造、ガバナンス等々、各分野の提言がなされました。 学習企画の締めくくりに、コンペ形式で政策を競った結果、近藤慶太君(医学部・2年)がベスト政策賞を受賞。賞品として、代表が上海で購入したお菓子が贈られました。 すべての学習企画が終了し、夕食をとって、温泉につかり、そしてお待ちかねの飲み会!の前に、去年に引き続き、自分の「夢」と向き合う時間を持ちました。そして幹事学年の3年生全員から後輩に向けたスピーチがあり、やっとお待ちかねの飲み会に。夜な夜な深夜1時までゲーム大会で盛り上がり、最後の夜を大いに楽しみました。

(文責:松下(法学部・3年))

 

3日目


 合宿最終日の3日目、熱海に来たらやはり海でしょう!ということで、海に行きました。海では泳ぐなり、砂浜で遊ぶなりして楽しみ、最後は1女を上に乗せて騎馬戦を始めるという始末。それぞれ思い思いに海を満喫した模様です。


 宿に戻って昼食を食べ、その後解散し無事に合宿を終了しました。  


 今回の合宿は昨年と比べて約2倍の人数になり色々と活動するうえで大変な面もありましたが、普段はキャンパスが違ってなかなか話す機会のない3年と1年が話す機会も多く、また1年は人数が多いゆえに学年同士でもなかなか話す機会のなかった者もいたが、みな大いに交流を図ることができ、サークル全体としての交流も一層深めることができました。


 この合宿では、ディスカッションやグループワークでしっかり学習し、しっかり遊び、メリハリのあるフロントランナーらしい合宿になったと思います。


(文責・高田耕太郎)